note 01
心の声は止むことなく
それはまるで
ブナの木に耳を傾けたときに聴いた
水の音のようにざわざわと
私の体のなかで踊り狂っている。
耳をふさぎ
外界を遮断し
心の声に耳を傾け
息を殺し
君を待つこと
何かに怒っていること
何かに悲しんでいること
何かに羨んでいること
私に憐れんでいること
世界が残酷なように
私は残酷だ
世界が美しいように
私は美しくある
心の声に耳を傾けるべきだ
憐れんで
さげすんで
毎日がそうあっても
わたしはあのブナの木のよう
同じ世界に生き
ただここにいる
存在に狂いそうで
存在が消えそうであっても
君のよう
そして
私のよう
命を育んでいて
心を繋げている
note(m.e.+Inner-child) ×emotional file experiment 01-呼吸(breathing) Sound/m.e. Visual/Inner-child
poetry/hagu
model/nezumityan
※
note(.+Inner-child)×emotional fileは
それぞれの作品に影響を受けたもので
作家さんの意図するものとは異なり
note独自の作品に対するオマージュとなっております。
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