真昼の月が帰る場所

帰る場所に戸惑って

行き場のなく取り残されて

誰もいなくなったこの場所に

たたずんでいる

君らの笑い声が残る公園の滑り台

ブランコ、砂場

一人でいることがなんだか恥ずかしく

砂場の砂に埋もれている

ジャングルジムの中に身を潜めている

おかえりの声がないから

こんばんわを待つの

おはようを待って

君らに合うのを想像する

一人でいることに長く

待つことに強くなる

昼間は同化し影を潜め

夜に輝く

君らの笑い声で

輝きを増し

君らの泣き顔に

光を与える

真昼の月は姿を隠す

目立たず騒がず

君のそばに寄り添っている

曲の紹介はやはりご本人の曲で

Story of future on Earsh"Akiko Nakashima

「あなたと未来の地球のお話」中島晃子